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フィリピンで失敗しない!現地の挨拶とマナーをわかりやすく解説

2024年2月23日

1. はじめに

今回の記事では、フィリピンの挨拶やマナーについて詳しく解説します。フィリピンはその豊かな自然環境とあたたかい人々の心に引き寄せられ、多くの人が訪れる観光地です。ビジネスや留学、観光などでフィリピンを訪れる際、現地の人々とスムーズにコミュニケーションをとるためには、基本的な挨拶やマナーを理解していることが重要です。そのためにこの記事では、現地の言葉や表現を学び、文化や習慣への理解を深めることで、より良い交流を実現するための情報を提供します。フィリピンに行く予定のある方、フィリピン人との交流を持つ機会のある方にとって、ぜひ役立つ情報となることでしょう。

2. フィリピンとその言語について

(1)フィリピン語とは?

フィリピン語、またはタガログ語とはフィリピン共和国の公用語の一つです。フィリピンは多言語国家で、約180以上の言語が存在しますが、中でも広く使われているのがフィリピン語(タガログ語)です。

【言語の分布】

言語

人口に占める割合

フィリピン語(タガログ語)

45%

セブアノ語

13%

イロカノ語

9%

ビサヤ語

7.6%

他の言語

25.4%

タガログ語は主に首都マニラを中心としたルソン島で話されています。公用語であるため、学校教育でも使われます。これから紹介するフィリピンの挨拶も、主にタガログ語がベースとなっています。

(2)フィリピン語(タガログ語)の特徴

フィリピン語、つまりタガログ語は、フィリピンの公用語の一つで、元々はルソン島の一部地域で話されていました。

特徴的なのは、スペイン語や英語からの借用語が多いことです。そのため、これらの言語に馴染みがあると覚えやすいかもしれません。また、表現方法が直訳的であることから、英語スピーカーには理解しやすいです。

例えば、"Magandang umaga"は直訳すると"美しい朝"となり、日本語の"おはようございます"を意味します。その他にも、スペイン語由来の"Salamat(ありがとう)"、英語からの"Bahay(ハウス, 家)"などがあります。

下記に一部を表にまとめました。

タガログ語

英語

日本語

Magandang umaga

Good morning

おはようございます

Salamat

Thank you

ありがとう

Bahay

House

このように、タガログ語は様々な言語の影響を受けつつも、独自の魅力を持った言語です。

3. フィリピンでの基本的な挨拶とマナー

(1)挨拶の言葉とその使い方

フィリピンでの挨拶は、時間帯によって異なります。朝は「Magandang umaga」(マガンダン・ウマガ)、昼は「Magandang tanghali」(マガンダン・タンハリ)、夕方は「Magandang hapon」(マガンダン・ハポン)、そして夜は「Magandang gabi」(マガンダン・ガビ)と言います。

また、相手を尊敬する場面や、年齢が上の人に対しては、「Po」(ポー)という言葉を挨拶の最後につけることがマナーです。例えば、「Magandang umaga po」(マガンダン・ウマガ・ポー)といった具体的な言い回しで用います。

【表】

時間帯

フィリピン語での挨拶

Magandang umaga

Magandang tanghali

夕方

Magandang hapon

Magandang gabi

これらの挨拶を覚えて、日常生活に取り入れてみましょう。

(2)返事・謝辞のフレーズ集

フィリピンでの交流では、適切な返事や謝辞が欠かせません。ここでは、よく使われる返事や謝辞をまとめてみました。

まずは返事のフレーズから見ていきましょう。

フィリピン語(タガログ語)

日本語訳

Oo

はい

Hindi

いいえ

Siguro

たぶん

次に、謝辞のフレーズを見てみましょう。

フィリピン語(タガログ語)

日本語訳

Salamat

ありがとう

Walang anuman

どういたしまして

Paalam

さようなら

これらの基本的なフレーズを覚えて、現地の人々とのコミュニケーションをスムーズに取りましょう。

(3)現地でのマナーについて

フィリピンでは、挨拶だけでなく、日常生活におけるマナーも非常に重要です。まず、フィリピン人は社交的かつ友好的な人々として知られています。したがって、謙虚な態度を持ち、他人を尊重することが大切です。

また、フィリピンでは話す時に相手を直接見つめることは避けられます。これは敬意を表す行為とされています。特に年配の人々や上司に対しては、目をそらすことで敬意を示します。

さらに、フィリピン人は時間に対する感覚が日本とは異なります。時間に厳密な国民性ではないため、「フィリピン時間」を理解し、柔軟に対応することも必要です。

表1: フィリピンのマナー

マナー

詳細

相手を尊重する

謙虚な態度を保つ

目線

話す時は直接見つめない

時間に対する感覚

「フィリピン時間」を理解する

これらのマナーを守ることで、フィリピン人とのコミュニケーションがよりスムーズになります。

4. フィリピン現地で役立つ会話フレーズ

(1)便利なフィリピン語フレーズ

フィリピン現地で役立つ会話フレーズは、日常生活に必要なシチュエーションをカバーします。以下に基本的なフィリピン語(タガログ語)のフレーズをいくつか紹介します。

  1. 「ありがとう」は「Salamat」

  2. 「はい」は「Oo」、反対に「いいえ」は「Hindi」

  3. 「ごめんなさい」は「Patawad」

  4. お店で「いくらですか?」と聞きたい時は「Magkano ito?」

  5. 食事の際、「美味しい!」は「Masarap!」

これらのフレーズを覚えることで、フィリピンでのコミュニケーションがよりスムーズになります。しかし、言葉だけでなく、相手を尊重する気持ちを忘れずに、笑顔で会話を楽しみましょう。

(2)数字と数え方

フィリピンの公用語であるタガログ語で数を数えるときの基本的なルールと数字を学びましょう。

以下は1から10までのタガログ語での数字です。

  • 1:Isa

  • 2:Dalawa

  • 3:Tatlo

  • 4:Apat

  • 5:Lima

  • 6:Anim

  • 7:Pito

  • 8:Walo

  • 9:Siyam

  • 10:Sampu

これらの数字は、値段を尋ねる時や時間を伝える時など、日常生活で頻繁に使います。例えば、「いくらですか?」は「Magkano ito?」となります。また、「何時ですか?」は「Anong oras na?」となります。

タガログ語では、数字と一緒に「ng」が使われることがあります。これは数量を表すときに使われます。例えば、「3つのリンゴ」は「Tatlong mansanas」になります。

フィリピン現地で厳密な数え方を理解していると、よりスムーズなコミュニケーションが可能になります。

(3)場面別のフレーズとその使い方

「フィリピンでの様々な場面で使えるフレーズをご紹介します。まず、レストランで必要になるのが「メニューを見せてください」です。これをフィリピン語で言うと、「Pakita mo ang menu」になります。次に、タクシーで目的地を告げる際には、「Dalhin mo ako sa...」と言います。後半には目的地を付け加えてください。

以下に一覧表を作成しましたので、参考にしてみてください。

日本語

フィリピン語

メニューを見せてください

Pakita mo ang menu

ここで降ろしてください

Ibaba mo ako dito

...へ連れて行ってください

Dalhin mo ako sa...

トイレはどこですか

Saan ang banyo

これらのフレーズを覚えて、現地でのコミュニケーションをスムーズに進めてみてください。

5. フィリピン人と仲良くなるために知っておきたい言葉と表現

(1)友人や恋人との会話で使えるフレーズ

フィリピン人との日常会話では、以下のフレーズが役立ちます。一緒に見ていきましょう。

  1. "Kumusta ka?"(クムスタ カ): これは「元気?」という意味で、一般的な挨拶です。友人に会ったときや、テキストの始めにこのフレーズを使うと良いでしょう。

  2. "Mahal kita."(マハル キタ): 「愛している」というフレーズで、大切な人への感謝の気持ちを伝えるときに使います。

  3. "Maraming salamat!"(マラミン サラマ): 「どうもありがとう」という意味です。何かをしてもらった時や、感謝の気持ちを伝えたいときに便利です。

日常会話ではこのようなフレーズがよく使われます。ぜひ覚えて、現地の人々とのコミュニケーションを深めてみてください。

(2)フィリピン人が喜ぶ挨拶や反応

フィリピン人とのコミュニケーションには、言葉だけでなく表現のニュアンスも重要です。特に、初対面の時には"Kamusta"(カムスタ)を使い、相手が元気でいることを示すと共に、「お元気ですか?」と尋ねる効果もあります。また、挨拶を返す際には"mabuti"(マブティ)と答えると、相手に対する感謝の意を示すことができます。

また、フィリピン人は笑顔とハートフルな挨拶を非常に重んじます。相手を喜ばせるためには、以下のようなフレーズを使ってみてください。

フレーズ

意味

"Magandang araw!"

いい一日を!

"Maraming salamat!"

ありがとうございます!

"Mahal kita"

あなたを愛しています

これらのフレーズを覚えて、フィリピン人との交流を一層深めてみてください。

6. まとめと次のステップ:言葉を活かしたコミュニケーション

ここまでフィリピンの基本的な挨拶や表現方法、さらには現地で役立つ会話フレーズなどを学んできました。これらの知識を活かし、フィリピン人とのコミュニケーションを楽しんでみましょう。

言葉はコミュニケーションの道具ですが、それ以上に相手の文化や習慣を理解する手段でもあります。特に挨拶は、その国の文化や人々の性格を大まかに把握する手がかりになります。

今後は、身につけたフレーズを使って、現地の人々との交流を深めてみてください。会話の中で自然と新たな表現や言葉が増えていき、理解も深まっていくことでしょう。

次のステップとしては、実際にフィリピンを訪れてみることをお勧めします。現地での経験は、単なる言葉のやりとり以上の深いコミュニケーションをもたらします。それでは、出発の準備を!

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